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'01 XC70(295)

12 01, 2011
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本日は295(XC70)の車検整備。

と言っても肝心な消耗部品や油脂は前もって終わらせてあるため、残りの部分を。










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オンボードにての簡易チェック。

別にこれといって凄い機能でもないのですが、時折「隠れDTC」を教えてくれたりします。
今は必要ありませんが、所謂「オートスキャン」にかかってしまう時間を短縮する為にも使用しました。
他の人間がVIDA(VADIS)を使っていたり、リフト上で他の作業をしているついでにチェック。
ユニットの見当をつけてから診断機にかけるってーと分刻みな作業の場合は有効。










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でも久々のナオヤ君なのでオートスキャンしてちょーだい。

オンボードで指摘された通りのユニットにDTCですね。
PDMは処理の複雑な作動が要求されたりすると発作的にDTCが入ったりします。
DDMとその流れでCEMも同様。
CEMのプロセッサーは遅くないのですが、ドアーモジュールがドンクサイので。
AUMにもバグ的なDTCがありますね・・・
この辺の無視してよいDTCかどうかの判断は基本的に経験がモノを言います。
だけど経験がなくても、手数でフォローも出来る。
お客様に対する徹底的な問診・現象の再現・走りこみ。
ここで出てこなかったDTCはプライオリティは低いですから。
トータルでメカニックとしての基本がある方はズバっと消しても構わないでしょうね。
そういう方は必ず記録を残していますし、フリーズフレームも見ています。










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さて問題のUEM。

アッパーエレクトリックモジュールの略で、ミラーそのものです。
先日、開けたサンルーフが閉まらなくなってしまいました。
このお客様もタダモノではなく、モーターに直接12Vをかけて逆に回して閉めちゃいました。

ここの近辺の電装品(UEM含め)がおかしくなる時は、サンルーフからの雨水も無視できません。
問診を進めるとやはりこの夏の台風の時、シフトレバー付近に水が垂れた形跡があったそうです。

サンルーフからの雨漏れには諸原因ありますね。
「ガラスのアライメント」「モールのヘタリ」「チャンネルドレーンの詰り」等等。
でもですね、私の長くも短くも無い整備士経験から言わせてもらうと、「全てが正常でも漏れる」んです。
台風の時の風雨って、ちょっと通常の思考を取り去って考えないとダメです。

ドアーはラッチで半強制的に引き込み、ウェザーストリップを「潰して」シールしますね。
クルマによってはストリップが二重になっています。
ところがサンルーフはガラスの周囲に接着してある起毛ゴムをルーフの穴に「スポっ」と納めているだけ。
そんなんじゃ絶対に漏れてくるわけですが、真下やある程度の範囲で垂れてきた水を受けるためのパンがあります。
サンルーフのチャンネルそのものがドリップパンの役目もしていて、四隅に水抜きの穴があります。
そこに接続されたホースはAとCかDピラーを通ってフロアに抜け、外に水を逃がします。

ですが、台風の時の風ってクルマの内外に結構な気圧差を作るんだろうなってのは想像に難くないと思います。
するとサンルーフガラスは簡単にズレて、ミリ単位ですが雨と風を引き込むに十分な隙間を作る。
伝って入り込んだ雨水は風に押されてドリップパンの無いところで滴下。
若しくは入り込んだ風がドリップパンに溜まった水を吹き飛ばすとか。

そんな感じで漏れちゃいます。
勿論それでも漏れて来ないクルマもあると思いますけどね。
ですから、台風の時はサンルーフシェードを開けて、せめて電装品のある前側にだけでもボロタオルを詰める。
エアコンは内気循環にしておく。
そんなことをやってあげると「原因不明ですが壊れています」と言われる確立も減ります。









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お客様もお気づきですが、モーターのアンプがダメみたい。

処置は追々考えましょう。









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ドレーンの点検は必須。

排水のスピードを見ます。









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サーヴィスリマインダーのリセット。









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「あれ?チョッピリだけ白色の光が混じっているかな?」

そんな程度でも検査官は見逃しません。
電球自体の寿命はもっと長いと思いますが、ペイントか交換かは適宜対応。









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この295は2001年のクルマ。

この年式ならばオールドスクールにバッテリーを外して簡単な学習値のキャンセル。
年式が進むと同じP2カーでも、学習値のキャンセルは細分化してきますしテスター上に項目があります。

バッテリーを外すだけですが、コールドスタート時のアイドルが少し落ち着くようになったりします。
予防的にボルテージレギュレーターもやっておこうと思いましたが、ちょっと部品の入荷タイミングが合わず見送り。





明日は更新です。






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4 Comments
By Banzan12 02, 2011 - URL [ edit ]

今回もV70ヒーターコアの件では、お世話になりました。
今のところ大丈夫です。
ところで記事のXC70はプロペラシャフトのガタ等、V70よりも故障箇所が多いように見受けられますが、どうでしょうか?
実は今回の件で悪戦苦闘している時、県内に同年式のXC70(走行10万キロ程度)がありましたので、一瞬心が揺らぎました。

By 特攻二代目12 02, 2011 - URL [ edit ]

完璧な整備に同業者ながら勉強になります。輸入車が苦手な当社として解りやすい解説に
感謝関心しております。
これから寒くなりますので、体に気をつけて今後も勉強させて下さい。

By eizou12 03, 2011 - URL [ edit ]

Banzan様

イヤイヤ、これといって何もお役に立てていないような(汗)
私が知っていることは何だってお教え致します、どうぞこれからも御気兼ねなく。

XC70についてはですね、仰るとおり構成部品が多いだけ維持にもお金がかかります。
「タフであること」を目的に作られた日本車のリジットアクスル4WD(ランクルの80までとか)
でしかもマニュアルトランスミッションじゃない限りは、システムがクルマの負担になっているのも
否定できません。

XC70も「快適に走行すること」の延長線上で作られていますので、AWDシステムがクルマに与える
負担はかなり大きく、以前の記事にも書きましたがラジェーターがダメになったり、ベベルギアのオイルが
漏れてみたり、色々ありますね。

ですので、継続してお持ちで無い場合の10万km走行車両はかなり気をつけて見ないと危険です。
W124はたまたま4モーションでしたが、私は基本的に乗用タイプのクルマは二輪駆動が良いと思います。
それは専ら維持の観点からですけどね。

By eizou12 03, 2011 - URL [ edit ]

特攻二代目様

ご無沙汰です~!
社長も二代目様もお変わりありませんか?
お互い風邪などつまらないものに引っかからずに冬を越えたいものですね。

いや、特攻さんだって相当堅い仕事をされているじゃないですか。
私はですね、まだまだ「パターンが戻ってきていない」状態です。
現場に居たときは完全に体がパターンとして覚えていた作業のフローが、
今はまだ意識しないと出てきませんし、どうも地面での作業で忘れてしまう事もあります。
で、確認の時に思い出してまたジャッキアップして・・・
と非常に無駄が多いですね。

情報を利用される方の顔や仕事が見えていると安心します。
大した事は書いていませんが、どんどん利用してください。

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Author:eizou1972
大震災直前に独立を決意し、3年弱のブランクに苦しみながらもなんとかお客様のお役に立とうと奮闘しております。

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