いろいろ
satoさん買ったよ~のエボリューションQ。
雑誌のタイトルやサブタイトルなんかへの突っ込みはさておき、旧車のチューニングも時代を反映した
ものになってきたと感じますね。
勿論、エンジン・トランスミッション・ステアリングラックetc・・・スワップは昔からあったものです。
でも、なんと言えば良いのか。
510ブルなんかは、私が購入した19年前から既に「旧車」にカテゴライズされていたクルマです。
ニッサン車で言えばジャパンが旧車なのかそうではないのかの中間的存在で、よく解体車から部品を
流用させてもらったものです。
そんな当時から旧車だったクルマ達、ハコスカ・ケンメリ・S30Z・130Z・510が未だもって
同じカテゴリーに居る事。
「旧車」ってのは、ある限定された年代のクルマ達を指す固有名詞でもあるんでしょうかね。
でも確実に弄られ方は変わってきていますし、街中で見かける台数も全く違います。
私が新人の頃、通勤の足として工場の駐車場に集まったクルマ達は考えると凄いクルマです。
510ブル、ハコスカ、911、アマゾン、チンク、900フルゴネ、シムカラリー2、245、
27レビン、2ndカマロ、旧いType1・・・
これだけ一つの整備工場の社員駐車場に、足として集まっている会社も少なかったのではとは思いますが、
仕事帰りに遊びに行く時、ごはんを食べるときはちょっとしたツーリングかミーティングな感じでしたね。
今思えば。
これがある意味メカニックとしての正しい姿の一つであり、オーセンティックでもあると思います。
でも、普段乗りですから「ビッカビカ」なクルマは少なく、チューニングといってもストックで吸排気や足。
チューニングしてみたいよっ、てくらい普段乗りする為にメインテナンスに手がかかるクルマが大半。
今、エボリューションQに取り上げられるようなクルマなど1台もありませんでした。
勿論、今は確実に歳をとっていますからそれなりに仕上げないとそもそも乗れない。
だったら現代の交通事情にマッチさせるべく手を入れましょうってな理由も大きいのでしょうが、
「金は無いけど兎に角乗りたいから」ボロボロでも何とか維持して足に使っているって人、少ないですよね。
CO・HC・NOxだけが悪かったのは今はもう昔。
まさかのCO2までが悪者な時代ですし、そのように教育・啓蒙されている若者に期待する姿ではないのでしょうが、
もうちょっと居てもいいですよね、そんな逆行してる若者。
まぁ、ワゴニアレベルでも無反応か、反応有っても「ヘンタイ」扱い。
ソレタコデュアル・ロンサムカーボーイ世代な人間でさえそうなんです。
本気で、まだワゴニアについて触れてこない職場の人間が居ますからね、「ヘンタイ」は寧ろ嬉しい反応ですよ。
アレ???
何の話でしたっけ・・・
続いてこれ。
先日、近所の「ヤマザワ」って言うスーパーの角に入ってる不動産屋の前に停まっていたガヤルドの屋根無し。
ちょっと考えるんですね、流石に多賀城・塩釜・利府一帯の中でも高級住宅街とはいえ、ここは七ヶ浜だぞと。
その七ヶ浜のヤマザワに、ガヤルド屋根無しで買い物に来るヤツがいるのか?
いや、その高級住宅街の不動産屋だ、経営者はさぞ儲かっているんだろうから、それか?
いやいや、高級住宅街の不動産を買いに来た一般のお金持ちの方なら乗れるんじゃないか?
いやいやいや、「すすめパイレーツ」のオーナーばりにその辺の農家のオヤジさんが隣の軽トラと一緒に所有して
いるのか?
そんな事を考えつつ、所有できない事にではなくて整備できない事への嫉妬を感じてパシャリと一枚。
まぁ何れにしてもですね、もっと簡単に考えましょうよ、クルマとの付き合い。
私は他人のクルマを分解したりしますから、そっちでは簡単に考えちゃいけませんが自分のクルマに対しては
物凄い簡単に、軽い気持ち(良い意味で)で付き合っていますよ。
でも、そこを変に刺激しちゃう妙に大人な同世代とか、クルマ好き旧車好きを否定しちゃうメカとかが居るから
ムキになっちゃうんですよね、単純なもんで。
オイラは見た目ボロ、だけど機関しっかりな'88ワゴニアをキッチリ自分で維持して何処行くにも乗ってやる。
・・・みたいな。
意地を通すにもカネがかかりますから程々にしますが、基本スタンスはその通りです。
「オレってば昔はさ~」「オレの友達はさ~」なんて淋しい昔話や自慢話は止めましょうよ、オジサン達。
そんな事言うんだったら、サラっとボロのサニトラとか買ってちょこっと弄って乗って、今の人になりましょう。
排気ガス?エコロジー?そんなのポイント押さえて弄ってあげればそうそうインパクトのあるもんじゃないです。
「自分ひとりくらいなら」なんてセコイ考えで言うんじゃなく、そうやって自分が楽しめていないのを
時代や環境のせいにして、ビッツを新車で買ったことを自慢してる人ほど他の部分でハイエミッションだったりしますから。
どうしてもそこが気になるんだったらチョイ古のミニ、フィアット、シトロエン、プジョーなんかの小型欧州車。
ちょっと維持に回すお金に余裕があるな同じくチョイ古のアルファや、シトロエン、プジョー、ワーゲン、アウディ等の中型。
アメ車でもチェロキー、エクスプローラー辺りの4WDもインジェクションでかなり安いです。
そんでもって買ってしまうとなんてことないんです。
そのクルマと在る生活の充実感、過去じゃなくて今を生きている気持ちの軽さ、それで生き生きしていられる。
多少かかる維持のお金も、楽しそうにクルマの話をするオトーサンを見ていれば、奥様だって多少は折れてくれます。
仕方ないなのため息一つ、少しだけお小遣い上げるからその中からやりくりしなさいよ、なんて。
今日も本当にしんどい1日でした。
もう少しで「あ、オレ辞めます」って半笑いで言いに行くところでした。勿論本気で。
でもそれも手か?会社の中での自分のポジションを測る意味でも、一つぶつけてみようかしら。
何よりも可哀想で本当の被害者はお客さん。
なんとかしないとなぁ・・・