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何を拝むか?

05 28, 2010
昨日、ちょっと所用でとある御寺へ行ってきました。
その御寺にお世話になっている訳ではなく、本当に事務的な要件で出向いたのですが結構ショッキングな体験でした。

先ず外の掃き掃除をしている方、明らかにその御寺へ直接関係している方ではありません。
別にそんな事、目くじらを立てるものでもありませんが、何となく違和感を覚えながら中へ。
比較的新しい御寺で、昭和の鉄筋コンクリート造りです。
建物内の通路を通って本堂へ抜けるのですが、これまた通路の天井のクモの巣を掃っているのは寺社の方ではなく。
「んん?」この辺りから違和感は強くなってきました。

で、通路から本堂へ入る扉のゴッツイ敷居を跨いだ時、「あれ?」と目に付くものがありました。
敷居の色が、人がよく歩く中央部と、そうではない部分で色が違います。
人が歩く部分はピカピカですが、端の方は白い。
中は靴を脱いで靴下履きで歩いていましたが、思わず足の裏をチェックしてしまいました。
案の定かなり汚れています。
敷居の汚れも試しに靴下でこすってみましたが、力が要りここ2,3日の埃ではありません。
(サービス業が長いと細かい所が目に付きます)

この場合色々な構図が想像できますが、どんな状況であってもせめて本堂は寺社の方が毎日きちんと掃除をするべき
なのではないか?と思うのですが・・・

この御寺、地元の資産家が建立したそうですが、当時を考えると兎に角お金がかかっています。
屋上には身の丈10mはあるだろうバカでかい不動明王の像もあり、本堂内、この像の前、至るところに「浄財」と
書かれた賽銭箱が。

また敷地内には寺を興した方のこれも大きな銅像が・・・

ブログは主観ではありますが、改めて主観で有る事を強調した上で書きます。
私は宗教を外から見るのは好きです。
そして「成程、人はこの宗教のここに手を合わせるのだな」と理解する部分もありますがしかし。
お坊さんが御寺や本尊を大切にする気持ちも含めたものに対して、私は手を合わせたいですね。

どんな建物も、仏像なども、人目に立派なものを造ろうとすればお金はかかるでしょう。
しかしこの場合は依頼した人間の信仰の現れであるとも言えますし、完成してからも大切にされて、
いつしかかけられたお金を意識せずに「立派だね」と思わず口にしてしまうものへ変化していくのだと思います。

境内の掃き掃除、クモの巣掃い、本堂の拭き掃除、巨大な不動明王像、銅像、賽銭箱。
考えたくも無いが、何年経ってもかけられた当時のお金を意識させてしまうキーワードやアイテムの連鎖。
手を合わせようと何度も思いましたが、何だかお金を拝むような気がしてとうとう一度も手を合わせることなく
御寺を後にしました。

私の先祖がお世話になっている御寺じゃなくてよかった・・・
心からそう思った残念な体験でした。




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Author:eizou1972
大震災直前に独立を決意し、3年弱のブランクに苦しみながらもなんとかお客様のお役に立とうと奮闘しております。

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