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始動!!

04 28, 2010
ブログなので、同じ記事の中にいくつも話題があっても良いと思いますが、テクニカルな内容の記事に
随筆的文章は邪魔だとも思いますので無理やりな2記事分割。

今日も関東のクルマ絡みの仕事仲間、メカ仲間から問い合わせの電話を貰いました。
ボルボとミニについての内容でしたが、中身の濃い薄いに関わらず嬉しいです、とても。
ボルボについては、かれこれ12年近い付き合いの現在保険代理店をやっているK氏からでしたが、
彼には私が宮城に戻った経緯を知らせていなかったので、「なんだ、自分でやってたんじゃないの?」と。
昔の仲間からは煽られっぱなしです。

変更したプロフィールにも正直なところを書きましたが、手が仕事を忘れてしまうんじゃないか?
と云う恐怖と毎日戦っています。
起業(開業)への伏線、種まきも始めたいし、何より今の職場で愚痴と昔の自慢話だけの人間になるのは
避けたく、常に現在の人で在りたい。

しかしコッチ(宮城)のディーラー以外の輸入車整備には、全くコネクションがありません。
なのでとりあえずのハローワーク登録です。
何かアクションを起こさないとダメですから。

30日行ってみよう。
混んでるかな・・・




                 
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ラムダインテグレーター、フューエルトリムって何だよ。

04 28, 2010
時々やります、ガチなテクニカルネタ。


検索に掛かることの多いワードに「ラムダインテグレーター」「フューエルトリム」があります。
以前の記事で、この二つは空燃比を元にした概念的数値だと書きました。
その通りなのですが、「先ず言葉の意味がきちんと知りたい」方向けの補足を書きたいと思います。




「ラムダインテグレーター」

これは本当に概念的この上ないデーターで、空燃比と同義と思われてる方も多数いますが、違うものです。
空燃比も捉え方で解釈が違ってきますが、一般的な「燃料÷空気」で表わされる質量の比で、14.79です。

対して「ラムダ」とは、この14.79を1とし、この理想的混合比に対して「どれだけ空気質量が余分だったか」
を表わす「空気過剰率」で、ギリシャ文字のλで示されるものです。
混合気が薄い時はλ=1.1とか、濃い時はλ=0.9になる訳ですね。
ラムダの考え方は割と理解し易いと思います。

では「インテグレーター」とは何か?
日本語に直訳すると、「積分、積分器」になります。
積分にも種類がありますが、この場合は定積分でしょうか。

二つを合わせると・・・
「一定時間内の空気過剰率を積分したもの」となります。
とても概念的であること、O2センサーから送られてくるリニアな酸素残留値とも違うことがご理解頂けたと思います。

排気ガスを綺麗にする為に、コンピューターは物凄いスピードでインジェクターやスロットルをコントロール
しますが、エンジンの状態は一定ではないのでとても大変です。
運転者の要求通りに走ることが一番に優先されなければならないので、例えば1ミリセカンド毎に
「ラムダを1に保ち、リニアにアクセル信号、ACや電気負荷に反応する」のは不可能です。
O2センサーのリニアな出力をモニターすると判りますが、グラフ化するとある一定のアルゴリズムに沿っています。
システムにも依りますが、2秒前後の周期で高い、低いを繰り返しています。
この1サイクルの放物線が描く面積の高い部分と低い部分の比が1になる様にし、「一定時間」の余裕を
持ってコントロールしている訳です。

このラムダインテグレーター、複雑な計算の結果出てくる数値ではあるもののリニアなデーターには変わりなく、
言わば「目標」です。




「フューエルトリム」

フューエルは燃料、トリムは均衡、つまり燃料のバランスとでも訳しましょうか。
日本的な思考には理解し難い訳ですので、言葉を変えて直球気味に言うと「実行値」。

今どんな状態なのか?はO2センサーからの信号を元にラムダインテグレーターへ置き換えられて目標となります。
その目標を、達成する為に実務レベルまで落とした数値がフューエルトリムです。

現行インジェクションシステムの本丸ですが、どんなデーターを持ってきても、それを調整できるのはインジェクター
の開弁時間、つまりインジェクションタイムしかないのです。
そのインジェクションタイムを何100マイクロ秒(0.1ミリ秒)増減すれば良いか?の具体的モノサシが
フューエルトリムと考えて下さい。

ショートやロングの考え方は、「ショート=ラムダを補正」「ロング=インテグレーターを補正」と考えて下さい。
実際のトラブルシュートの際にも、概ねこの概念が頭に有るのと無いのでは違ってきます。



まぁ、こんな感じです。
テクニカルな内容なので、終わり方もぶっきらぼうに。




                 

本当にあった阿呆な話

04 26, 2010
家人のママ友のご主人つまりパパ友なM氏と、先日もクルマ談義に華を咲かせていた時の事。
あまりのバカさ加減に大笑いしてしまい(M氏、申し訳無い)、その後少し考えたお話。


このM氏、本当にハズレのクルマ屋さんを引き当てる天才です。

以前、プリメーラにお乗りの際、コーナリング中の「カリカリカリ・・・」と云う音が気になり
プロに依頼されたそうです。
その工場はハズレがあってはいけない「技術のオッサン」でお馴染み某メイカーのディーラー。
細かいやり取りはかなりデフォルメされてしまっていると思いますが、兎に角完了の連絡があったそうです。
ホっとして取りに行くと「原因不明です。一通り点検はしたので、このくらいの修理代になります」。

・・・私的には、この時点であり得ない状況です。

つまり原因らしきものを見つけられなかったどころか、何と現象の確認すらできていないとの事。
タネを明かすと云う表現すら恥ずかしいくらい、クルマ屋街頭アンケート正解率99%と信じて疑わない、
「ドライブシャフトCVジョイント」の音です。
経験不足の若いメカがさんざん乗ったけどよく判りませんでした・・・なら判ります。
だけど先輩なりメカ上がりのフロントなりの経験値の高い人間に相談すれば良い話ですよね?
まさか一人も居ないってことは無いでしょうし。

百歩譲ってココまではあっても良い話としましょう。

しかしこの後がマズイ。
ああ、そうですか、仕方ないですね・・・とお金を払い、クルマに乗り込んだ帰路。
ふとガスゲージに目を遣ると、ほぼエンプティ。
そこそこ入っていたハズなのに・・・?
ふに落ちないながら家に帰り、荷物を載せようとトランクを開けると入れてあった荷物は見事にシャッフル。
具体的描写は不要とは思いますが・・・
一応乗ったんですね、しかもかなり熱いコーナリングをキメながら。

現在のお仕事ミラも、最近エンジン回転に比例する極々小さい音ですが、明らかに異質な音に悩まされている
そうです。
発生状況は最低でも2時間近く連続で走った後、ニュアンスは「シャッシャッシャッ」のような回転に比例する音。
そろそろ車検なのですが、「車検の時、こんなことを依頼しても、当然診てくれませんよね?」こう聞かれました。
こういった声がエンドユーザーから聞こえてくるのは悲しい事です。

コンビニエンス的車検、点検、板金塗装などが台頭し、付帯作業を煙たがられるユーザーは何時しか
「車検をする人」「修理をする人」これらは違う職業なのだ、との思考を持ってしまったのではないでしょうか。
若しくは、考えたくはありませんが、効率を上げる為にそう啓蒙しているか。
「M氏、ちゃんと診てくれないメカがいたらオカシイんですからね?もしいたらそいつら修理屋じゃないですから。」
そう言わずにはいられませんでした。




しかしこの辺の回答は非常に難しいのも事実。

クルマを楽器に例えるのはかなり無理がありますが、プレイヤー(ドライバー)によって音(現象)の出方が
変化するものです。
勿論、プロのメカはその為のありとあらゆるシチュエーションをインプットし、的確にドライバーの癖や情報を
引き出して問診し、許される環境でテストを繰り返してトラブルシュートを行います。

でも限界もある。
沢山走らないと結果の出ない事は珍しくないどころか、日常です。
その上でも、特殊なケースでは現象が把握できない場合もやっぱりあるんです。

私も、ほぼ毎日の様に通勤を利用して現象把握や修理後の確認でテスト走行し、必要に応じて木更津かお台場まで
の高速テストや下道中距離、休みを利用しての福島往復など行っていました。
EX系の極微量の排気ガス漏れ(高回転時のキャタ前エアー吸い)等によるO2センサー系DTCは、500km
程走らないと評価が不十分なクルマも多かったので。

しかしどんな距離でも、事前に「どの位の距離をどんな運転で何の為に」乗るかを説明し了承を得、引渡す時は使用
した分のガスをきちんと戻しました。
クルマは日々進化しますが、楽器の例えは今も昔も変わりありませんし、現象の把握も困難なものになっています。
このテスト走行やガス代などのコストは馬鹿にならないどころか、ガス代だけで経営を圧迫しかねません。
ワランティ作業は割り切るしかありませんが、有料の作業の場合はお客様にもご理解いただけるようにそれとなく
説明していました。

部品代5千円、工賃5千円の作業、原因を特定する為にかかった時間は都合60時間・・・。
なんとかご理解頂いて、貰えても追加で1万円、その内4千円はガス代。
大げさな話ではなく、本当によくある事です。
そんなメカたちの生活を支えているのは点検や車検、板金塗装なんです。

「○○なんですが、診てもらえませんよね?」
問い合わせがあった場合、当然世の中の整備工場は「そんな事ないですよ!」とか「一度診させて下さい」となるでしょう。
しかし仮にこの現象が非常に難しいものであった場合、どこまで突っ込んでトラブルシュートするのか?
いや、できるのか?は「こうありたい」といった理想とは違うものです。
この依頼に継続的に応えて行くには、メカや親方の意識の高さだけでは足りません。
「仕事の量」「仕事の方向性」「従業員の数」「お客様の理解」など、工場全体のバランスも必要です。
勿論このバランスを実現させるのは親方の意識の高さなのですが、このバランスが取れていないと
品質、金銭的、従業員の意欲、どこかで破綻することになります。
これはディーラーであっても同様。


高品質にクルマトイキル為の本当の条件は、実は「ユーザーの理解、協力」なんじゃないか?と云うオマケ話。
(なんか最近愚痴っぽいと云うか、文章が堅いと云うか)




                 
プロフィール

eizou1972

Author:eizou1972
大震災直前に独立を決意し、3年弱のブランクに苦しみながらもなんとかお客様のお役に立とうと奮闘しております。

お問い合わせなどございましたら、以下のアドレスまでお願いします。勿論コメントも大歓迎です。

eizou_eds@yahoo.co.jp

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